淡彩スケッチの学び場⑪ 吉田さんの☆ヨーロッパの田舎町
地震がありましたね。
神奈川県の一部地域では、停電があったようですが、皆様のお住まいは大丈夫でしたか?
被害に遭われた方には、お見舞い申し上げるとともに、本当に、早く復旧できると良いです。
さて、季節は一気に春の陽気🌹
バレンタインの日曜日です。
「学び場」にお送りいただく、スケッチが
それぞれに違うアプローチの中に、
重なりあいながら、深く学べる内容があり、お送りいただく皆様に感謝です✨
前回に引き続き、「風景」
やっぱり、みなさんで学べるって、すごい✨
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
淡彩スケッチの学び場⑪は、
アトリエ重松をご受講いただいている
吉田朗さんです✨
アトリエ重松は、屋外スケッチ講座と教室でのアトリエ講座が、を選んでご受講いただけるシステムです。
吉田さんは、その屋外スケッチ講座をご受講いただいております。
あらためて、教室って、絵を描くことで、様々な方が出会い♡
絵を媒体に、批評したり共鳴したり刺激を受けたり、、
素敵な場ですよね。。
さらに アトリエ重松は、コースが月1〜3回、 クラスが曜日も土曜、月曜 と色々あり、
高校生〜様々な方が、世代を超えたコミュニケーションが取れるのも、まさに興味深いところです✨
実は、吉田さんには、春以降、この学び場で、4枚の作品をお送りいただき、やりとりをさせていただいて参りました。
その全てが、ヨーロッパの田舎町の美しい風景です。
季節や自粛で、外で描けないこんな時期は、気になる画像を見つけて、ご自身の腕を磨いていらしゃるのかな〜。
そして、春や秋になると、、大空の下⭐︎
いつも、「吉田さんスタイル」のスケッチを見せてくださいます♡
では、数ある、ヨーロッパ田舎町シリーズの、最新の1枚から✨

✳︎以下画像はクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
いいですね〜ヨーロッパの田舎町✨
歴史ある魅力的な街並みから、山の彼方に気持ちが広がるようなスケッチをありがとうございました。
なるほど、ペンで描かれて、彩度も上がっていますね!
でも、吉田さんらしい、柔らかさ落ち着いた穏やかなテイストはそのままに♪
(吉田さんは屋外の時は、鉛筆で描かれることが多くて、
後でペンで修正したり、描きなおしたりしているそうですが、
今年は少しペン画に力を入れてみようかと思っている。とメッセージがありました)
①まずは線の遠近法〜パースから〜
まず、元の画像で目の高さを確認してみると、山の裾野のあたりの水平線が目の高さであることがわかります。
(目の高さ、消失点とは?という方は、前回の学び場⑩参照ですよ~)

吉田さんのスケッチは、それぞれの建物は、しっかりパースの秩序で整然と描かれているのですが、
手前の黄色の建物の目の高さに対して、正面のピンクの建物の目の高さが少し低いようです。
おしい!!

つまり目の高さが2通り存在していることになりますので、
手前のピンクの建物のパースの目の高さを、黄色の建物の目の高さに合わせて描いていただくと、目の高さが統一できて、全体的に空間がまとまります。

黄色の建物の目の高さに合わせると、
Ⓐピンクの建物の傾きは、少しだけ角度が急になって、見下ろした感じになります
Ⓑそれと、ほんの少しのことですが⭐︎目の高さあたりの奥の山並みの稜線に一部水平なところがあると、ずっと奥に平場の面も感じられるし、もっと奥行きが感じられて、空間構成も安定します。
②空気遠近法 ~コントラストより~

空気遠近法については、ピンクの建物より、その手間にある木の方が、
コントラストが低くなっているのが、すごく惜しい。
それと、建物の雨どいが少しだけ、目立つかしら。
その順位がつがなると、さらに風が抜けるような空間が獲得できます✨
実は、このスケッチは、建物は建物で、
植栽などの緑は緑で、近景から遠景へのコントラストの秩序はしっかり、あっているのです。
あと少しで、全ての関係まで整え切らなかったのは、
きっと、写真をよく見て、しっかり形態を捉えようとされたためかと思います。
皆さんも
⭐︎とくに屋外スケッチ では、形がはっきりした建物の形をしっかり描こうとして、
建物が強くなり、すっかり時間もかかってしまい、手前の木に手が入らない。なんてこと、よくありますよね。
⭐︎また、実際の風景を目の前にすると、必ず奥の方が霞んで見えて、手前の方がはっきり見えるのですが、
写真ですと、奥の山が黒~く写り込んでいることだってよくある。。
空気遠近法においては、
そこにあるものが、なんであろうと関係なく、
近くから遠くへの、位置の順位によってコントラストが高から低に移行します。
それが、風景でも植物でも静物でも、なんでも、
自分から対象物までの距離だけを意識して、
6項目の「遠近」空間の深さ 確認されると、オッケー です。
みなさま、
「目を閉じて、最初に当たるところが、一番近くです。」
吉田さんのスケッチを、近、中、遠景 にエリア分けしてみると、、

さらに、中景エリアの中を近くから遠くに
中①から中④に分けると ⬇︎こんな感じです。

ほんとーに少しのことですが、
線の遠近法、空気遠近法 が整うと、
わぁ~~✨と視界が広がる、吉田さんが 描かれたかったことが
より伝わるようになります。
さらなるスケッチの展開が楽しみです。
ちょっと行ったみたいな気になるヨーロッパの田舎町✨
ありがとうございました!
神奈川県の一部地域では、停電があったようですが、皆様のお住まいは大丈夫でしたか?
被害に遭われた方には、お見舞い申し上げるとともに、本当に、早く復旧できると良いです。
さて、季節は一気に春の陽気🌹
バレンタインの日曜日です。
「学び場」にお送りいただく、スケッチが
それぞれに違うアプローチの中に、
重なりあいながら、深く学べる内容があり、お送りいただく皆様に感謝です✨
前回に引き続き、「風景」
やっぱり、みなさんで学べるって、すごい✨
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
淡彩スケッチの学び場⑪は、
アトリエ重松をご受講いただいている
吉田朗さんです✨
アトリエ重松は、屋外スケッチ講座と教室でのアトリエ講座が、を選んでご受講いただけるシステムです。
吉田さんは、その屋外スケッチ講座をご受講いただいております。
あらためて、教室って、絵を描くことで、様々な方が出会い♡
絵を媒体に、批評したり共鳴したり刺激を受けたり、、
素敵な場ですよね。。
さらに アトリエ重松は、コースが月1〜3回、 クラスが曜日も土曜、月曜 と色々あり、
高校生〜様々な方が、世代を超えたコミュニケーションが取れるのも、まさに興味深いところです✨
実は、吉田さんには、春以降、この学び場で、4枚の作品をお送りいただき、やりとりをさせていただいて参りました。
その全てが、ヨーロッパの田舎町の美しい風景です。
季節や自粛で、外で描けないこんな時期は、気になる画像を見つけて、ご自身の腕を磨いていらしゃるのかな〜。
そして、春や秋になると、、大空の下⭐︎
いつも、「吉田さんスタイル」のスケッチを見せてくださいます♡
では、数ある、ヨーロッパ田舎町シリーズの、最新の1枚から✨

✳︎以下画像はクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
いいですね〜ヨーロッパの田舎町✨
歴史ある魅力的な街並みから、山の彼方に気持ちが広がるようなスケッチをありがとうございました。
なるほど、ペンで描かれて、彩度も上がっていますね!
でも、吉田さんらしい、柔らかさ落ち着いた穏やかなテイストはそのままに♪
(吉田さんは屋外の時は、鉛筆で描かれることが多くて、
後でペンで修正したり、描きなおしたりしているそうですが、
今年は少しペン画に力を入れてみようかと思っている。とメッセージがありました)
①まずは線の遠近法〜パースから〜
まず、元の画像で目の高さを確認してみると、山の裾野のあたりの水平線が目の高さであることがわかります。
(目の高さ、消失点とは?という方は、前回の学び場⑩参照ですよ~)

吉田さんのスケッチは、それぞれの建物は、しっかりパースの秩序で整然と描かれているのですが、
手前の黄色の建物の目の高さに対して、正面のピンクの建物の目の高さが少し低いようです。
おしい!!

つまり目の高さが2通り存在していることになりますので、
手前のピンクの建物のパースの目の高さを、黄色の建物の目の高さに合わせて描いていただくと、目の高さが統一できて、全体的に空間がまとまります。

黄色の建物の目の高さに合わせると、
Ⓐピンクの建物の傾きは、少しだけ角度が急になって、見下ろした感じになります
Ⓑそれと、ほんの少しのことですが⭐︎目の高さあたりの奥の山並みの稜線に一部水平なところがあると、ずっと奥に平場の面も感じられるし、もっと奥行きが感じられて、空間構成も安定します。
②空気遠近法 ~コントラストより~

空気遠近法については、ピンクの建物より、その手間にある木の方が、
コントラストが低くなっているのが、すごく惜しい。
それと、建物の雨どいが少しだけ、目立つかしら。
その順位がつがなると、さらに風が抜けるような空間が獲得できます✨
実は、このスケッチは、建物は建物で、
植栽などの緑は緑で、近景から遠景へのコントラストの秩序はしっかり、あっているのです。
あと少しで、全ての関係まで整え切らなかったのは、
きっと、写真をよく見て、しっかり形態を捉えようとされたためかと思います。
皆さんも
⭐︎とくに屋外スケッチ では、形がはっきりした建物の形をしっかり描こうとして、
建物が強くなり、すっかり時間もかかってしまい、手前の木に手が入らない。なんてこと、よくありますよね。
⭐︎また、実際の風景を目の前にすると、必ず奥の方が霞んで見えて、手前の方がはっきり見えるのですが、
写真ですと、奥の山が黒~く写り込んでいることだってよくある。。
空気遠近法においては、
そこにあるものが、なんであろうと関係なく、
近くから遠くへの、位置の順位によってコントラストが高から低に移行します。
それが、風景でも植物でも静物でも、なんでも、
自分から対象物までの距離だけを意識して、
6項目の「遠近」空間の深さ 確認されると、オッケー です。
みなさま、
「目を閉じて、最初に当たるところが、一番近くです。」
吉田さんのスケッチを、近、中、遠景 にエリア分けしてみると、、

さらに、中景エリアの中を近くから遠くに
中①から中④に分けると ⬇︎こんな感じです。

ほんとーに少しのことですが、
線の遠近法、空気遠近法 が整うと、
わぁ~~✨と視界が広がる、吉田さんが 描かれたかったことが
より伝わるようになります。
さらなるスケッチの展開が楽しみです。
ちょっと行ったみたいな気になるヨーロッパの田舎町✨
ありがとうございました!