淡彩スケッチの学び場⑫樽見さんの☆積み木
あれっ!
春爛漫♡?
今年の桜の開花は、3月中旬⭐︎
アトリエ重松では、今年は、3月から屋外スケッチ、企画中✨です。
全身で超開放的に、ウキウキする春を感じたい♡
また、こちらでご案内させていただきます。乞うご期待!!
春は、すぐそこ♪ 🌸
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
淡彩スケッチの学び場⑫は、
アトリエ重松をご受講いただいている
樽見真由美さんです✨
まずは、作品と一緒に届いた、樽見さんからのお手紙のご紹介です。
「今回、私が描いたものは 積み木 です。
パースが苦手で、なかなか理解することができません。
最初に見たままスケッチしてみました。
けれど、角度に違和感があり、不自然な感じに見えました。
なので、私なりに線を整えてみました。
ところどころ歪んでいる部分もあります。
(中略/樽見さんの疑問のポイントは下記、アドバイス内容にて)
そして、自分の表現したいものを見ている人に理解してもらえるように、
技術を学びたいのです。よろしくお願いいたします。」
ガッテン!!了解いたしましたぁ~
それでは、
樽見さんの学び場、どうぞご覧ください。
ご自身の課題と正面から向き合って、
木地の積み木を描いてくださるとは、、感謝です。
課題としても、とてもいい✨

✳︎以下、画像はクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
🔸淡彩スケッチ特有の、紙の白が空間となり、
積み木全体が手で触れられそうな立体感を感じます。
🔹色も豊かで、多分、本物の積み木とはまた別であろう
温かみのある愛着のあるスケッチとなっています。
🔸積み木、一つづつを丁寧に見つめて築きあげて描いていただいた、
真摯な眼差しが伝わってきますね!
🌟ここで樽見さんもご理解のうえ、お尋ねくださっているように、、
特に線の遠近法などの技術は間違い探しではありません!
そのシステムを理解し、基本的な考え方に沿って描いていただければよいだけ👌
線の遠近法は、目の高さと消失点の関係を、
幾何形態は、四角柱とか円筒といった、構造から考えれば良いだけです!👌 👌
あくまでも、感じること、表現したい気持ちあっての、技術です。
むしろ、絵なのに、技術だけが表に出てきて、何を感じてるのか、わからない方が問題でして、
うまく話せなくても、言いたいことが強ければ、身振り手振りだって伝わるように、
全ての技術をマスターしないと、絵が描けないわけでは決してありません♡
なんだか、むづかしくてわからないなぁ~という方は、
直にお伝えいたしますので、ご安心くださいね✨
それでは、
パース&構造~箱から考える!です。
2点透視図法とは、
角度が異なる2つの平行線群をそれぞれ消失点へ収束させる図法です。

すなわち、この図のように、目の前にでっか~い箱があったら、描いているみなさんの目の高さのライン上で、右側と左側の面の上と下側の線は、それぞれの消失点で収束するのです。

また、この箱が、
みなさんの目の高さより上(見上げ)になったり、
みなさんの目の高さよりした(見下ろし)になったりすると、上の図のように変化します。
よく教室でも箱を上下して見たりしていますが、
●見上げですと、コーナーを境に「への字」に
●見下ろしですと、コーナーを境に「v の字」になりますよね。
ムムム?と思ったら、その辺にある箱で試して見ましょう!
これが、2点透視図法の原理です。
それを樽見さんの積み木に当てはめてみると、

ですが、積み木のように、卓上にある場合は、
図法で考えると、消失点は画面外のずっ~と向こうになるため、
基本の箱に置き換えて描く方が良いかと思います。
システムとして、目の高さに近くなると傾きが水平に近づくと、
思っていただければ大丈夫です。
むづかしい積み木の積み重ね!
赤いラインのところの傾きだけ直せば、あとは、バッチリです。✨

教室でも繰り返しでてきますが、目の前の直方体を描く場合、、

●垂直線 は、遠くに行けば行くほど、短くなり、(ブラックライン)Aが一番長くて→その次がB →その次がC
●その関係で、水平線は 遠くに行けば行くほど、角度は水平になります。(ピンク&グリーンライン)
それを、線の遠近法と組み合わせると、、
●ピンクラインは 👆上から2番目の図のように目の高さ(EL) 上の右側の消失点に
グリーンのラインは 左側の消失点 に収束することとなります。
さて、樽見さんの質問に、
積み木の構造についての質問がありましたよ。
いずれも、見えないところも想像して考えてみるとわかりやすいです⭐︎

Q 三角の積み木を描く場合は、赤いラインは平行で良いのでしょうか?それとも、奥の線はもっと水平方向に傾くのでしょうか?
A このくらいの大きさのものでしたら平行で大丈夫です👌

ですが、もっとスケールが大きくなった、屋外の屋根の線などの場合は、
奥の方が少しだけ水平方向に傾きます👍
Q下段の穴が空いた積み木の穴を描くのもむづかしかったです。

これも、構造から考えると安定しますね
ですが、大枠だけで、細かいところまで、きっちり描かなくても大丈夫です!
「学び場」ならでは、疑問点の克服。
どうもありがとうございました!
春が楽しみですね♡
春爛漫♡?
今年の桜の開花は、3月中旬⭐︎
アトリエ重松では、今年は、3月から屋外スケッチ、企画中✨です。
全身で超開放的に、ウキウキする春を感じたい♡
また、こちらでご案内させていただきます。乞うご期待!!
春は、すぐそこ♪ 🌸
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
淡彩スケッチの学び場⑫は、
アトリエ重松をご受講いただいている
樽見真由美さんです✨
まずは、作品と一緒に届いた、樽見さんからのお手紙のご紹介です。
「今回、私が描いたものは 積み木 です。
パースが苦手で、なかなか理解することができません。
最初に見たままスケッチしてみました。
けれど、角度に違和感があり、不自然な感じに見えました。
なので、私なりに線を整えてみました。
ところどころ歪んでいる部分もあります。
(中略/樽見さんの疑問のポイントは下記、アドバイス内容にて)
そして、自分の表現したいものを見ている人に理解してもらえるように、
技術を学びたいのです。よろしくお願いいたします。」
ガッテン!!了解いたしましたぁ~
それでは、
樽見さんの学び場、どうぞご覧ください。
ご自身の課題と正面から向き合って、
木地の積み木を描いてくださるとは、、感謝です。
課題としても、とてもいい✨

✳︎以下、画像はクリックすると大きな画像でご覧いただけます。
🔸淡彩スケッチ特有の、紙の白が空間となり、
積み木全体が手で触れられそうな立体感を感じます。
🔹色も豊かで、多分、本物の積み木とはまた別であろう
温かみのある愛着のあるスケッチとなっています。
🔸積み木、一つづつを丁寧に見つめて築きあげて描いていただいた、
真摯な眼差しが伝わってきますね!
🌟ここで樽見さんもご理解のうえ、お尋ねくださっているように、、
特に線の遠近法などの技術は間違い探しではありません!
そのシステムを理解し、基本的な考え方に沿って描いていただければよいだけ👌
線の遠近法は、目の高さと消失点の関係を、
幾何形態は、四角柱とか円筒といった、構造から考えれば良いだけです!👌 👌
あくまでも、感じること、表現したい気持ちあっての、技術です。
むしろ、絵なのに、技術だけが表に出てきて、何を感じてるのか、わからない方が問題でして、
うまく話せなくても、言いたいことが強ければ、身振り手振りだって伝わるように、
全ての技術をマスターしないと、絵が描けないわけでは決してありません♡
なんだか、むづかしくてわからないなぁ~という方は、
直にお伝えいたしますので、ご安心くださいね✨
それでは、
パース&構造~箱から考える!です。
2点透視図法とは、
角度が異なる2つの平行線群をそれぞれ消失点へ収束させる図法です。

すなわち、この図のように、目の前にでっか~い箱があったら、描いているみなさんの目の高さのライン上で、右側と左側の面の上と下側の線は、それぞれの消失点で収束するのです。

また、この箱が、
みなさんの目の高さより上(見上げ)になったり、
みなさんの目の高さよりした(見下ろし)になったりすると、上の図のように変化します。
よく教室でも箱を上下して見たりしていますが、
●見上げですと、コーナーを境に「への字」に
●見下ろしですと、コーナーを境に「v の字」になりますよね。
ムムム?と思ったら、その辺にある箱で試して見ましょう!
これが、2点透視図法の原理です。
それを樽見さんの積み木に当てはめてみると、

ですが、積み木のように、卓上にある場合は、
図法で考えると、消失点は画面外のずっ~と向こうになるため、
基本の箱に置き換えて描く方が良いかと思います。
システムとして、目の高さに近くなると傾きが水平に近づくと、
思っていただければ大丈夫です。
むづかしい積み木の積み重ね!
赤いラインのところの傾きだけ直せば、あとは、バッチリです。✨

教室でも繰り返しでてきますが、目の前の直方体を描く場合、、

●垂直線 は、遠くに行けば行くほど、短くなり、(ブラックライン)Aが一番長くて→その次がB →その次がC
●その関係で、水平線は 遠くに行けば行くほど、角度は水平になります。(ピンク&グリーンライン)
それを、線の遠近法と組み合わせると、、
●ピンクラインは 👆上から2番目の図のように目の高さ(EL) 上の右側の消失点に
グリーンのラインは 左側の消失点 に収束することとなります。
さて、樽見さんの質問に、
積み木の構造についての質問がありましたよ。
いずれも、見えないところも想像して考えてみるとわかりやすいです⭐︎

Q 三角の積み木を描く場合は、赤いラインは平行で良いのでしょうか?それとも、奥の線はもっと水平方向に傾くのでしょうか?
A このくらいの大きさのものでしたら平行で大丈夫です👌

ですが、もっとスケールが大きくなった、屋外の屋根の線などの場合は、
奥の方が少しだけ水平方向に傾きます👍
Q下段の穴が空いた積み木の穴を描くのもむづかしかったです。

これも、構造から考えると安定しますね
ですが、大枠だけで、細かいところまで、きっちり描かなくても大丈夫です!
「学び場」ならでは、疑問点の克服。
どうもありがとうございました!
春が楽しみですね♡